後見申立てにはいくらかかる

家庭裁判所への後見申立て手数料は1件につき800円かかります。保佐類型で代理権と同意権を付与するときは計3件となり、800×3=2400円の収入印紙が必要です。収入印紙や切手だけなら1万円以下で収まります。鑑定が必要になると20万円ほどかかることがあります。

費用は、原則、申立人が払います。審判で本人負担とされた場合は、本人の財産から清算できます。

収入印紙
収入印紙申立て手数料後見又は保佐開始 800円分
保佐又は補助開始+代理権付与 1600円分
保佐又は補助開始+同意権付与 1600円分
保佐又は補助開始+代理権付与+同意権付与 2400円分
収入印紙登記用2600円
切手連絡用裁判所によって異なります。 計3700円分のところでは以下の切手をそろえます。 500円×5枚、84円×10枚、20円×5枚、10円×20枚、5円×5枚、2円×10枚、1円×15枚
現金鑑定費用5万円から20万円(必要な場合に裁判所から連絡が入る)

また、申立てを司法書士や弁護士に委任すると、10万円から数十万円の費用がかかります。

関連条文
家事事件手続法28条
手続費用(中略)は、各自の負担とする。
2 裁判所は、事情により、前項の規定によれば当事者及び利害関係参加人(中略)がそれぞれ負担すべき手続費用の全部又は一部を、その負担すべき者以外の者であって次に掲げるものに負担させることができる。
一 当事者又は利害関係参加人
二 前号に掲げる者以外の審判を受ける者となるべき者
三 前号に掲げる者に準ずる者であって、その裁判により直接に利益を受けるもの

家事事件手続法

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