支給の最初のピークは12月27日

奈良県内の市町村では、住民税非課税世帯に対する1世帯7万円給付金が令和5年12月下旬から令和6年2月中旬にかけて支給開始されます。

早いところと遅いところでは、2か月程度の差がありますので、隣の市が支給されたからといって、自分の市が支給されているとは限りません。大和高田市・天理市・葛城市・宇陀市は12月27日支給で、この日が最初のピークとなりました。橿原市は1月下旬、奈良市は2月中旬以降に支給開始予定です。

重点支援給付金のイメージ写真

橿原市は1月下旬、奈良市は2月中旬予定

市町村の支給日の例(前回の3万円給付を受けている世帯)
*変更の可能性がありますので、各自治体にお問い合わせください

 支給のお知らせの発送支給日
奈良市1月19日2月中旬以降
橿原市1月中旬から順次1月下旬
大和高田市12月14日12月27日
生駒市1月下旬~2月上旬予定2月上旬~中旬予定
天理市12月22日12月27日
御所市12月中旬以降12月末より順次
葛城市12月19日12月27日
宇陀市12月25日12月27日
香芝市1月19日
大和郡山市1月末ごろ
広陵町12月中旬以降順次12月下旬から順次
田原本町1月30日
川西町12月下旬以降1月19日

市町村によって呼び方が違う

物価高騰対策である今回の給付金の呼び方は、自治体によって異なります。

  • 住民税非課税世帯支援給付金(奈良市)
  • 価格高騰重点支援給付金(橿原市)
  • 物価高騰対応重点支援給付金(香芝市)
  • 価格高騰緊急支援給付金(天理市)

呼び方は違いますが、世帯全員の令和5年度分の住民税均等割が非課税である世帯が対象になっていて、1世帯7万円が給付される点は同じです。基準日である令和5年12月1日時点で住民票がある市町村から支給されます。

今回と同様、物価高騰対策として23年夏以降に支給された3万円給付金と同じ口座に振込まれますので、原則、手続きは不要です。口座情報の登録がなかったり、変更があったりする場合は届出が必要になりますので、支給が遅れることがあります。

7万円給付金の対象は?

先述のように、住民税均等割が非課税である世帯が対象です。「均等割非課税」はわかりにくいところです。住民税には所得割と均等割があり、均等割は所得にかかわらずかかる5,500円の税金です。橿原市の場合、以下の条件なら均等割がかかりません。

  • 前年中に所得がなかった人
  • 生活保護法による生活扶助を受けている人
  • 障がい者、未成年者、寡婦またはひとり親で前年中の所得が135万円以下であった人
  • 前年の合計所得金額が、次の額以下の人

扶養親族がない人➡41万5000円以下
扶養親族がある人➡31万5000円 ×(本人+扶養親族数)+10万+18万9000円の式で求めた額以下

7万円給付金の申請方法は

23年夏から支給された3万円給付金を受け取っている世帯で、①7万円給付金の支給要件を満たし②口座の変更がない――場合は連絡不要です。そうでない場合は市町村の担当部署に連絡します。

3万円給付金を受け取っていない世帯は、市町村から確認書が届くので、必要事項を記入し、口座や本人の確認書類を同封して返信します。

対象世帯なのに役所から書類が届かないなら、市町村の担当部署に連絡しましょう。

給付金は生活保護世帯の収入に含まれない

なお、この給付金は課税の対象にも、差し押さえの対象にもなりません。また、生活保護を受けている世帯の収入とは認定されません。

外国人にも給付されます

この給付金は、奈良市などでは、外国人の方でも、2023年12月1日までに住民登録し、住民税均等割が非課税なら対象になります。詳しくは、お住まいの市町村役場にお尋ねください。

If it is in Nara City, even foreigners who register as residents by December 1, 2023, will receive a payment of 70,000 yen if their household is exempt from resident tax. For more information, please inquire at your local city or town hall.